お知らせ

お知らせ

2020年10月01日
若年性アルツハイマー型認知症の早期発見が可能に!

 65歳未満で発症する若年性認知症は、血管性が約4割、アルツハイマー型が3割弱で、頭部外傷後遺症型、前頭側頭型と続きます。認知症は通常、比較的ゆっくりと進行しますが、若年性アルツハイマー型認知症では、早い段階から認知機能障害やBPSDが現れます。また患者が働き盛りや子育て中であるケースも多く、経済的な不安や家族の負担も大きくなります。

 順天堂大学附属病院で、国内唯一の若年性アルツハイマー病専門外来を長年行ってきた新井平伊先生は「MRIなどで脳の萎縮が見つかってからでは遅い」、さらに「異変を感じたら、すぐに専門医の診察を」と警鐘を鳴らします。現在、先生の主催されているアルツクリニック東京では、脳の萎縮前に始まるアミロイドβの蓄積を検出する「アミロイドPET検査」を取り入れ、さらなる早期発見を進めています。

  

<健康マメ知識>

認知症の治療薬は4種類 症状によって使い分けを!

 

 現在使われている認知症治療薬は、「ドネペジル(商品名:アリセプト)」「ガランタミン(レミニール)」「リバスチグミン(イクセロンパッチ)」「メマンチン(メマリー)」の4種類。いずれもアルツハイマー型認知症の治療薬で、進行を遅らせることが目的です。軽度から重度まで使えるドネペジル、軽度から中等度のガランタミンとリバスチグミン、中等度から重度適応のメマンチンと、認知症の進行度や周辺行動の状況に合わせて使い分けられています。ドネペジルは、レビー小体型への適応も広がっています。

 使用するうちに効果が薄れてきた場合は、薬の量や種類を変えたり、併用したりすることもあります。ただ、根本的な治療薬ではないので、今後の研究開発が期待されます。

「無断転載を禁ずる」