お知らせ

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2018年11月01日
人生80年から100年の時代へ 健康で生きがいのある社会を

 「人生80年」はいつの間にか「人生100年」と言われるようになりました。これらの言葉はいつから使われるようになったのでしょうか。 

 人生80年という言葉は女性の平均寿命が80歳を超えた1984年の厚生白書に初めて記載されました。白書は「人生80年時代の生活と健康を考える」をテーマに掲げ、単に寿命が伸びたということだけでなく、結婚、出産、育児、退職といったライフサイクルも大きく変わってきていると指摘。長い生涯を見据えた健康づくりが必要と訴えるとともに、人生80年時代においても国民の生活基盤である社会保障の機能を安定的に維持するため、効果的・効率的な制度を目指した改革が重要と説いています。

 それから33年後の2017年、平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳と最高記録を更新しました。しかし、この間、社会保障費の膨張や少子化に歯止めがかからず、人生80年時代からの課題は克服されたとは言えない状況です。

 一方、人生100年という言葉が使われたのは、17年9月に首相を議長とする「人生100年時代構想会議」が設置されてから。今年6月に「基本構想」を取りまとめ、現役世代から高齢者まで全ての国民に活躍の場を設け、健康で安心して暮らせる社会を目指して「人づくり改革」を進めるとしています。社会保障関係では高齢者雇用を促進するため、定年や65歳までの継続雇用年齢の引き上げを提起しているのが注目されます。

 一方、健康づくりでは13年にスタートした健康日本21(第2次)がけん引役を担い、18年8月に「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」など53の指標、目標のうち32項目で改善されたことが報告されています。

 健康で生きがいのある生活を送れる超高齢社会を実現するため、医療保険制度をはじめとする社会保障改革だけでなく、人生100年時代に合わせた社会の様々な制度や慣行の見直しが進められているのです。

 

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