保養と健康づくり

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重症化予防の実施(フォローアップ保健指導)

健診結果・レセプトをもとに、循環器系疾患の合併症(脳卒中・心筋梗塞等)、糖尿病性腎症による慢性腎不全等の発症を予防するため高リスク者等を抽出し、医療機関受診中の者のなかで、生活習慣改善のための指導もあわせて実施したほうがよいと考える被保険者に対して、保健師による保健指導を実施します。

対象者
40歳から64歳までの被保険者で、健診結果・レセプトをもとに健保組合の保健師が決定した該当者(次の対象者選定基準をもとに、高リスク者から優先に対象者を選定)
対象者選定基準
<高血圧治療中>
収縮期血圧:
145mmHg以上
拡張期血圧:
90mmHg以上
<糖尿病治療中>
HbA1c:6.5%以上
空腹時血糖:
126mg/dl以上
◎血圧、血糖値の基準に加えて3項目以上該当する場合を対象者とする
(高血圧治療中の方は血糖も、糖尿病治療中の方は血圧も項目に加える)
BMI LDL
コレステロール
クレアチニン 尿酸 尿蛋白 喫煙
25㎏/㎡
以上
120mg/dl
以上
男性:
1.1mg/dl
以上

女性:
0.8mg/dl
以上
7.1mg/dl
以上
(±)
以上
あり
実施方法等
  1. 健診結果・レセプトから対象者候補を選定する際、健診項目として血清クレアチニン・尿酸値等の検査結果値の情報提供をしていただくことになります。
  2. 対象者候補へ電話連絡し、主治医から生活習慣等についての指導内容を確認する。主治医から具体的な指導がない者や指導を受けていても実践できていない者などを優先的に対象者として選定します。
  3. 対象者へ案内文書を送付するとともに、事業所へその旨を通知し、事業所と面談日程を調整のうえ、事業所の会議室等で行います。その際、前もって本人の同意を得ることになります。
  4. 対象者には事業所を通じて、「保健指導事前アンケート」「食事日記」「わたしの受診・治療状況」を送付します。
  5. 面談を実施し、生活習慣改善のための行動計画を立てます。
  6. 面談日以降の受診で、対象者が主治医に生活習慣について確認してもらいます。
  7. 後日、健保組合から対象者へ電話連絡し、主治医からのコメントを確認して、対象者と生活習慣改善への取り組みについて共有します。
  8. 対象者へ定期的に電話連絡をし、生活習慣や受診状況等を確認しながら支援します。
  9. 健保組合と事業所の間で被保険者ごとの健診情報等を共同利用します。